北朝鮮の核とミサイル

北朝鮮が3回目の核実験を準備しているとの情報がある。先般のミサイル失敗の挽回を考えているわけでもないだろう。
北朝鮮にとって核とミサイルは半島統一のために必要不可欠のものであり、これがなければ、軍事力による韓国併合に際し、米軍の介入を阻止することが出来ないと思っているからである。それは金日成主席の時代から金正日総書記に受け継がれ、今また金正恩第一書記に引き継がれている。
これまでも六カ国協議などでは、核・ミサイルの開発中止を匂わせるような事もあったが、それはいつも一時凌ぎのまやかしであり、決して中断することなく続けてきた。
それが核とミサイルに対する北朝鮮の偽らざる姿勢であり、われわれはそのことをしっかりと理解して対応を考えなければならないだろう。
今回はどのような核実験をするのか分からないが、弾道ミサイルに搭載できるような小型化を目指していると予測されている。
北朝鮮が、何か経済的な援助と引きかえに、核・ミサイルの開発を中止することは考えられない。わが国としては、それを無効化する方法をしっかり準備する事が大事である。その方法の一つは、後日論文に掲載したい。(松島悠佐)