田母神氏の活動

昨日(1月17日)、田母神氏が会長となる「東京を守り育てる都民の会」が市谷(防衛省向かい)で結成された。
勿論、都知事選の活動拠点として作られたものだが、図らずも阪神淡路大震災の起きた日になった。
石原元東京都知事も激励に参加されて、神官のお払いの式典も賑々しく行われ、活動を開始することになった。
私も参加し、祝辞を述べさせていただいたが、阪神淡路大震災での体験から、危機に対応するためには、何よりも強い首長が求められることを実感している。

都知事選候補者に対するこれまでのメディアの分析では、舛添・細川・宇都宮・田母神の4候補を主軸として、舛添・細川の対決が主体となるようなものが多い。
だが私なりの分析では、「一対三」、即ち「田母神対他の3人」という構図に見える。
「災害に対処できるような強い東京を作る」、「郷土意識・国家観を育てる教育を推進する」ことを前面に主張しているのは田母神氏だけであり、他の3人にはその熱意は見られない。
原発についても、必要だと考えているのは田母神氏だけであり、他の3人は原発反対である。
靖国神社参拝の是非についても同様である。

「日本を良い国にしたい、その活動を東京から進めたい」という田母神氏の思いが伝わってきた。
少なくとも、原発対応や靖国神社参拝など、政府を代表する総理大臣と違う考えを持った人が都知事になると、強い日本どころか日本が崩壊する危険さえある。
 田母神氏には、是非「東京を守り育てる都民の会」を育ててもらいたいと願うものである。(松島悠佐)