習志野駐屯地見学

6月13日、陸上自衛隊中央即応集団の主力部隊である「第1空挺団」、「特殊作戦群」が駐屯する習志野駐屯地を見学させてもらった。
「第1空挺団」は東日本大震災の災害派遣では、100日間にわたり福島第1原発の被災地で、被災者の収容や行方不明の捜索などに従事していた。
放射能汚染の不安の中で、若い隊員がいかに真剣に任務を果たしたのか、現場の話を直接聞く事が出来た。
放射能という目に見えない恐怖との戦い、自治体も警察・消防も全部避難した所に入って、瓦礫の山を片付けながらの捜索活動など、精鋭を誇る部隊にとっても大変だったようである。
裏話だが、精鋭の第1空挺団を福島第1原発の近くに配備したのは、イザ原発が最悪の事態になった時に、突入させ緊急対処させる考えがあったようである。
「特殊作戦群」は、その名前のとおりテロや要人暗殺などに備えて特殊な訓練を積んでいる部隊であり、多くのことは秘密になっている。「秘密はけしからん!公にしろ!」といっている人がいまだにいるようだが、こういう部隊は秘密にしておく方が正解だろう。イザとなった時には、役に立ってくれる部隊が、わが国にもいるのだと思って安心して頼りにしていればよいのではないだろうか。
習志野には、いざという時に役に立つ部隊がいることを確認して見学を終えた。(松島悠佐)