岐阜基地航空祭訪問
昨28日、日曜日「岐阜基地航空祭」に参加してきました。あいにくの雨で例年の三分の一ぐらいの訪問者だったのではないかと思います。
祝賀会場では、鶴田眞一岐阜基地司令のあいさつとともに、新しい岐阜基地のマークが披露されました。
前日は私のマザー基地である、飛行実験団のOB会があり、懐かしい面々と杯を交わしました。 (毎年のことですが)若いころに一生懸命働いた場所は、懐かしいだけでなく、なんとなく家に帰ったような感じがします。
大学を卒業し半年ぐらいで岐阜基地配属となり、通算5年足らず勤務しました。その時の、部下(といっても階級上だけですが)も、みんな年をとっていますが何時行ってもいつも笑顔で迎えてくれます。
今回訪問して、二つのことが印象に残りました。一つは飛行実験団を訪問するたびに思うことですが、40年以上前に、交通標語を審査し、隊舎前に標語塔を建てたのですが、その中の一つが私の作で「こたえよう安全ねがう目求める手」というものです。
現在も、部隊に入っていくと、ちょうど正面に見えます。何となく誇らしいものです。
もう一つは、展示機の空中給油輸送機KC-767です。
写真では明確に見えないかもしれませんが、ご存じのようにボーイング767を使用しています。客室部分は国内メーカーが作っているのですが、KCは窓がありません。窓は外壁と同じ材料で蓋をしてあります。
これは、「武器輸出三原則」というものがあり、民間機の部分として輸出しなければならないため、わざわざ窓の部分の穴をあけて輸出し、それに蓋をしてKCとして輸入するのです。
このような無駄、ばかげたことを平気でやらせているのがどこかの役所です。
一日も早い「武器輸出三原則」の見直しの必要性を改めて感じました。(島本順光)