肩透かしの所信表明演説と代表質問
安倍内閣の所信表明演説と各党の代表質問が終わったが、肩透かしの感じがする。
27日の日曜日に、力の入った横綱相撲を見た後だからだろうか?
憲法改正を視野に入れてこの国を正すのだと言う思いが聞かれずに残念な気がした。経済の建て直しはもちろん大事だから,思い切ったやり方でアベノミクスを貫くと言う意識は大いに歓迎する。経済も抜本的な施策が必要だからである。
ただ、中国や朝鮮半島の目前の脅威からも目をそらして、その内うまく収まるのではないかと思っている国民の感覚を、早くもとに戻さないと大変なことになる。
そのためには憲法を改正する、あるいは新たに設けるという施策が避けられないと思う。戦後の日本がここまでだらしなくなったのは憲法に原因があると思うからである。
質問者の方でも、この点に触れたのは維新の党の平沼赳夫議員だけだった。
安部総理は7月の参議院選挙までは安全運転に心がけているのだろうとの見方が大勢だ。確かに、少し真っ当なことを言うと「右傾化だ」と騒いで足を引っ張る左傾化したメディアが多いから致し方ないのかもしれない。
情けない日本になってしまった。
しかし、近々憲法改正が今年の主題になってくる。どこをどう直さなければならないのか、それぞれの立場で考えておくことが大事である。今度こそ自分達の手で作らなければならないからである。(松島悠佐)