永年のお付き合い
写真はさる8月26日に、富士総合火力演習後催された、富士学校での会食時、私、島本防衛システム研究所副代表と談笑する森本敏防衛大臣です。
心の底からの笑顔に見えます。このような笑顔をあまり見せられたことは、ないのではないでしょうか。
森本大臣を私は「先生」と呼びます。航空自衛隊の先輩で、以前から親しくしていただいていますが、特に新進党時代以降には、いろいろな場面でお会いし、ご指導いただいたり、僭越ですが意見交換したりの間柄です。永いお付き合いというのは、人と人との障壁をなくします。
学者としての森本敏さん、防衛大臣としての森本敏さんについては、いろいろな意見があります。当研究所でも、評価はまちまちなのが現実です。
しかしながら、私は「人間一生一回」と思っていますし、一生のうちに親しくお会いできる人も限られていると思いますので、とにかく身近な人が、要職に就かれることを率直に祝福するようにしています。
正直なところ、森本敏防衛大臣も、就任当初は地に足が付いていない印象を受けました。
特に「集団的自衛権行使」についてのコメントはいただけなかったと思います。
伝えられるところによると「現政権では集団的自衛権行使について、新たな解釈をしない」というのは止むを得ないと思いますが、そのあとの「(集団的自衛権の行使について)毛頭考えていません」というのが適切でないと思います。何も発言されなければ、現政権を離れれば「集団的自衛権行使容認」を主張するということになりますし、防衛大臣としての含みも持たせられます。
国家のために「何をなすべきか」、「何ができるか」、「何をするか」についての信念が問われているのだと思います。
健康に留意されて、防衛大臣として国家のために献身されることを祈念致します(島本順光)