田母神氏の都知事選出馬の意義

田母神氏が都知事選に出ると決意した背景には色々あるだろうが、私は戦後レジームの脱却を都民に求めている姿勢を評価したい。
 西村真悟衆議院議員が「首都東京から脱戦後へ!」という主張をされているので、要点を紹介する。

「首都東京から脱戦後へ!」(要点整理の責任は松島悠佐)
・都知事選挙の枠組みと歴史的意義を考えると、自衛隊の航空幕僚長であった田母神俊雄の立候補によって、必然的に「戦後を脱却する」か「否」かの選挙になった。
・田母神氏の特異性・特色は、以下の三つである。
①彼は、軍人の最高位である「四つ星」の将軍である。
②彼は、「日本は良い国だ」と言って航空幕僚長を更迭された。
③彼が、東京都知事に当選すれば、支那と朝鮮が腰を抜かす。
・ 田母神氏以外の候補者は次の通りであろう。
 A、共産党と社民党の推薦候補者
 B、自民党と民主党が推薦したがっている候補者
 まずAは、自衛隊を違憲と敵視し、日本は悪い国だと言って生きてきた。
 当選すれば、支那朝鮮は大喜びする。
 私の親しい弁護士は、弁護士会費を払いたくないと言っている。
 こういう候補者である。
 そしてBは、日本と自衛隊をAのように「敵視」はしないが、「自衛隊は軍隊だとか、日本は良い国だとかはっきりと、言わないほうがいいのだろうと思います」として生きてきた。
Bの当選で、支那朝鮮は、安堵し、ヨダレを垂らす。

 以上の通り、「田母神俊雄」と「AそしてB」の戦う東京都知事選挙は、「脱戦後」と「戦後」の選挙戦であり、まず東京都民が「戦後体制からの脱却」そして「日本を取り戻す」ための第一歩を踏み出すか否かの選挙戦だと言える。
 つまり、東京という局地の選挙ではなく、日本の将来をかけた選挙である。
・「脱戦後」と「戦後」の選択を抽象的な理念の選択と思ってはならない。
 これは、具体的な危機克服の為の選挙、さらに具体的に言えば、国民の命がかかる選挙であり、我が国の将来の運命を担う大切な子供の教育の充実がかかる選挙なのだ。
・現在、ロシアでは冬季オリンピックを控えて大統領が率先して、オリンピック破壊のテロ防止に全力を挙げている。この事態は、六年後の東京の心配でもある。東京には、現在既に、オリンピックを破壊できるほどのテロの潜在的要因が準備され蓄積されている。
 数年前の北京オリンピック聖火リレーが行われた長野市を五星紅旗で制圧した四千人の中国人「留学生」は、東京から一挙に長野に集結した。東京には、潜在的人民解放軍兵士がいるのに、我が国には、「スパイ・工作活動防止法」が無いのだから、テロによる首都破壊は、明らかに現存する危機である。
今わが国は尖閣諸島に目を奪われているが、一番危ないのは東京なのだ!
・六年後の東京オリンピックの準備とは、スタジアムを建て替え選手村を造ることに尽きるのではなく、首都をテロから護る体制を造ることである。
 誰にその任務を委ねるのか。「AそしてB」ではない。彼らには出来ない。
出来るのは、田母神俊雄だ。
・我が国を取り巻く厳しい内外の情勢を見回す時、首都東京のトップに「四つ星の将軍」が座ることの国際的な重み信頼感そして抑止力の増強は計り知れない。
・我が国以外の諸国では、国を守る軍人に対する信頼はきわめて高いのだ。
 このことは、A及びBには、到底為しえないどころか、彼らは、日本に、反対の結果を呼び込むだろう。
・これが、田母神俊雄を東京都知事に選出する「歴史的意義」である。
 しかも、この都民の選択は、安倍内閣が掲げる「日本を取り戻す」、「戦後からの脱却」を東京から全国に一挙に広めることにつながる。

田母神氏は出馬の記者会見で、危惧されている首都圏の災害対処を進めて安心して暮らせる都市を作ることを強調していたが、勿論テロ対策も当然織り込み済みと思う。東京を守ることは、即日本を守ることにつながることであり、その力量に期待したい。(松島悠佐)