国政を預かる政治家の使命
最近再び慰安婦問題に関する政治家の発言が問題になっている。
橋下大阪市長と西村衆議院議員の発言だが、両氏の発言は「日本だけを悪者にして日本の国際的なイメージダウンを図ろうとする外国特に韓国の意図が明白で、このまま放置しておくと国益を損ねる」との考えが根底にある。
「戦時中、旧日本軍以外にも類似した施設が存在したことは事実であり、このことをもっと明確に伝えて、日本だけを悪者にする意図的な報道を阻止しなければならない」と言うのが発言の真意だと思う。
ところが、戦時中の我が軍の施策はすべて悪であるという極東裁判史観を金科玉条としている政治家やメディアも多く、この人達は、軍に慰安婦が必要だったなどと主張することは女性の尊厳を軽んじるものとして、むしろ両氏の足を引っ張ることに先を争っている。
国政を預かる政治家の使命は、国家・国益を守ることであり、両氏の発言はそれにかなったものであり、その真意をもっと理解すべきではなかろうか。
両氏の足を引っ張り、臭いものには蓋をして当たらず触らず奇麗事で済まそうとしている政治家やメディアこそ、国益を損なうものとして糾弾されなければならないだろう。
中国も日本を辱め陥れるための工作を盛んに行っているが、それに利用されて国益を売り渡している政治家もいる。鳩山由紀夫元総理や野中広務元官房長官などの行動や発言にその疑いがかけられているが、そう見られても仕方がないだろう。
参議院選挙も近づいており、有権者の一人として「国政を預かる政治家の使命は何か」を考えることが大事になっている。(松島悠佐)