自衛隊のイベントについて
自衛隊は国民の理解を深めるため、種々のイベントを行っています。その中でも最大のものは、陸上自衛隊の観閲式、海上自衛隊の観艦式、航空自衛隊の航空観閲式です。
昔でいえば閲兵式、観艦式であり、最高指揮官が部隊の状況を視察(観閲と言います)するもので、現在は内閣総理大臣です。
ちなみに旧陸海軍では大元帥である天皇陛下がなされたものです。
自衛隊も以前は毎年、それぞれの自衛隊が行っていましたが、経費削減と、各自衛隊の負担軽減などの理由から、持ち回りで3年に一度実施することになっています。
今年は海上自衛隊の「観艦式」です。防衛省のホームページを見ていただければ、概要はわかると思いますが、詳細日程は未定ですが大体10月頃に実施されます。
横浜、横須賀、船越等の各港から乗艦して、相模湾沖で実施されます。
観閲官の総理大臣、防衛大臣以下、国会議員、防衛省幹部をはじめ、各界から参加して海上自衛隊を主とした自衛隊の精強ぶりを視察するのです。
一般の方々も、自衛隊の活動に協力していただいている方などを中心として招待されます。単に海自ファン、艦艇マニアの方々は抽選で当たれば乗艦できます。中々当たらないのですねこれが。DSI会員は運のいい人が多いので当たるかも。(ジョーク)
観閲する側の部隊を観閲部隊と言います。中心は総理大臣乗艦の「観閲艦」です。それを先導する「先導艦」、続いていく「随伴艦」となります。そのほかも随伴する艦が続きます。
通常2列縦隊で航行します。
観閲される方(受ける側)を「受閲部隊」と言います。受閲部隊指揮官は自衛艦隊司令官が務めます。昔で言うと連合艦隊司令長官です。
観艦式は往復を含め約8時間かかります。お弁当、飲み物などは、すぐ売り切れになるので自分で用意していきます。日焼け対策も考えておいた方がいいでしょう。
次に大きなイベントは陸上自衛隊富士学校が実施する「富士総合火力演習」でしょう。
毎年8月末の日曜日に実施されます。今年は確定していないのですが、8月26日(日)予定で計画されています。これには予行演習があります。
これは、戦車や火砲の実弾射撃を行うもので、その訓練ぶりを披露しようというものです。
実弾の迫力はすごいものです。これも一般の方々は抽選で当たれば参加見学できます。
都内で行われるものに「自衛隊音楽祭り」があります。武道館を使って2日間ぐらい、一日3回ぐらいの講演をします。陸・海・空の音楽隊、米軍の音楽隊をはじめ、毎年趣向を凝らして実施されます。防衛大学生によるドリルも人気のある演技です。
ちなみに来年は陸上自衛隊担当の「観閲式」で埼玉県の朝霞で実施される予定です。
再来年は航空自衛隊の「航空観閲式」が茨城県の百里基地で実施される予定です。
その他、陸上自衛隊各駐屯地、海上自衛隊及び航空自衛隊各基地の記念日の催し等があります。特に航空自衛隊の基地航空祭では「ブルーインパルス」の曲技飛行が楽しめます。
会員の皆様には、予定の詳細が分かり次第、お伝えできるようにしています。