自衛官の匂い

陸上自衛隊第13旅団がツイッターに「自衛隊あるある」という投稿をしています。何回か前に「外出先では、何故か自衛官同士は見たら何となく分かるセンサーがある。」というのがありました。
地方へ行けば自衛官は制服を着ていたり、部隊などの周辺では確かに自衛官と分かるということも普通のことではあります。しかしながら東京の市ヶ谷あたりでも自衛官や元自衛官はなんとなく分かります。もっと言えば遊園地やスポーツ施設等どこにいても「この人自衛官(元自衛官)ではないか?」と思うことが結構あります。
何故だろうと分析してみました。

  1. 髪型
    ・長髪はまずいない。短い髪型が多い。流行に関係がない髪型をしているが手入れは行き届いている。
  2. 服装
    ・これも流行に関係がなく機能追求型であり、フリーハンドが原則。
    ・ネクタイの種類が少なくいつも同じものをしている。
  3. 行動
    ・いつも「気おつけ」の姿勢から動きを始める。何かしらリズムを感じる動きをする。
    ・時間に正確。何かしらキリをつける。
  4. その他
    ・何かあるとすぐに仕切る。
    ・根拠がないと発言しない。
    ・自分より上位か下位か確かめる。
    ・掃除をあまり好まない。

以上のような点が自衛官(元自衛官)に見られる共通点ではないでしょうか。
もちろん陸・海・空の違いや幹部、曹によっても違いますが、なんとなく分かるものです。
無駄を省け。余計なことは言うな、するな。24時間勤務。官舎生活等等。20年以上も続けると独特の匂いが染み込むわけですね。

(島本順光)