代表ご挨拶

年頭のご挨拶は新年を寿ぐ言葉から始めるのが通例ですが、令和6年は元旦の能登半島地震で始まってしまいました。さらに2日には羽田空港において日航機と海保機が衝突炎上するという大事故がありました。
新年のご挨拶に何と申し上げれば良いのか戸惑う年明けとなりました。
我が国は数々の地震災害を経験してきましたが、今回はまた新たな課題を提起しています。
一方、世界に目を転じると、令和4年(2022年)に始まったロシアによるウクライナへの侵攻、昨年のイスラエル・ガザ地区での紛争などなど、ロシア、中国、北朝鮮という我が国と価値観、国家統治機構が異なる国々が世界秩序の変更を企図していると考えられます。我が国はこれらの国を隣国としております。
まさに我が国の安全保障体制、危機管理体制を喫緊の課題として、新たな観点に立って見直していくことが強く求められています。
防衛システム研究所は時代認識、世界情勢、具体的な事象等を分析しながら我が国の伝統、本来の国民性、国土の特性などを踏まえた研究を通して、安全保障、危機管理に適切な提案をしてまいります
令和6年2月10日
防衛システム研究所
代表 松島悠佐

松島 悠佐 略歴
DSI 代表 昭和14年東京都生まれ
昭和36年防衛大学校卒業後(第5期生)、陸上自衛隊入隊。ドイツ連邦軍指揮大学校留学、ドイツ連邦共和国・防衛駐在官、陸上幕僚監部・防衛部長、第8師団長(熊本)、中部方面総監(伊丹)、平成7年退官。内閣府大規模災害応急支援検討委員会委員ほか歴任
主な著書は、「阪神大震災・自衛隊かく戦えり」(時事通信社)、「自衛隊員も知らなかった自衛隊」(ゴマブックス)、「戦争の教科書」(ゴマブックス)、「教育改革は自衛隊式で」(内外出版)ほか

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