年頭のご挨拶は新年を寿ぐ言葉から始めるのが通例ですが、令和6年は元旦の能登半島地震で始まってしまいました。さらに2日には羽田空港において日航機と海保機が衝突炎上するという大事故がありました。
新年のご挨拶に何と申し上げれば良いのか戸惑う年明けとなりました。
我が国は数々の地震災害を経験してきましたが、今回はまた新たな課題を提起しています。
一方、世界に目を転じると、令和4年(2022年)に始まったロシアによるウクライナへの侵攻、昨年のイスラエル・ガザ地区での紛争などなど、ロシア、中国、北朝鮮という我が国と価値観、国家統治機構が異なる国々が世界秩序の変更を企図していると考えられます。我が国はこれらの国を隣国としております。
まさに我が国の安全保障体制、危機管理体制を喫緊の課題として、新たな観点に立って見直していくことが強く求められています。
防衛システム研究所は時代認識、世界情勢、具体的な事象等を分析しながら我が国の伝統、本来の国民性、国土の特性などを踏まえた研究を通して、安全保障、危機管理に適切な提案をしてまいります。
令和6年2月10日
防衛システム研究所
代表 松島悠佐